大谷翔平が高卒即ドジャース入りしていたら… 米メディアが“4つの仮想未来”を妄想
「2016年にメジャーデビューしていたと仮定すれば、今オフか来オフにはFA権を取得」
2つ目は「彼は違った観点で先駆者となっていただろう」というもの。かつて田澤純一が社会人を経てレッドソックスと契約したものの、高校生のMLB挑戦は前例なし。「日本の高校を卒業して直接MLB球団と契約した選手はおらず、大谷が第1号になっていた。大谷が成功すれば、高卒からMLB球団と契約する例となり、後に続く選手を生んでいたかもしれない」としている。
「ドジャースは将来に向けて形勢を一変させる投手を得ていただろう」と、ドジャースの戦力編成を左右していたとも。「日本で最もいい成績を収めた21歳の2016年にメジャー昇格していたとすると、ドジャースはその年、15投手が先発登板しており、大谷も間違いなくそのうちの1人になっていただろう」と言及。ダルビッシュ有投手のトレード獲得など、その後の補強戦略にも大きく影響を与えただろうという。
そして、最後は「オオタニは多額の金を得ていただろう」というもの。記事では「2016年にメジャーデビューしていたと仮定すれば、27歳の今オフか28歳の来オフにはFA権を取得することになり、巨額の契約を得る時期が早くなっていた」と指摘。昨オフ、年俸調停の権利を得て、2年総額850万ドル(約9億円)で新たな契約を結んだ大谷だが、2012年に海を渡っていたら、遥かに大きな契約を結んでいただろうと予想した。
当然、現在はエンゼルスでプレーし、あくまでこれは想像での話。アルダヤ記者も「今年の大谷の活躍は今までに誰も見たことがないもので、彼のおかげで野球は進化、発展する、今の現状のほうが球界にとってはいい」と、締めくくっている。