大混戦のセを制するのは!? 首位巨人と2位ヤクルト、専門家が語る優勝への「鍵」は…

燕の懸念材料は救援陣「石山の復調にかかっていると思います」

 一方、野口氏の古巣でもあるヤクルトの好調ぶりは「新外国人2人が“当たった”効果が一番大きい。打線の破壊力が増しました」。ホセ・オスナ内野手は打率.299、ドミンゴ・サンタナ外野手も.275と好調をキープしている。

 投手陣では、原樹理投手が29日のDeNA戦に先発し、今季初勝利を挙げたのは明るい材料。しかし、野口氏は「中継ぎの今野あたりに負担がかかり過ぎている(今季40試合登板)。それほどの登板数をこなした経験がないだけに、どこまで持ってくれるかという不安はあります。抑えを務めているマクガフもポカの多い投手で、本来は抑え向きではない」と懸念材料をあげる。

 そこで、“キーマン”に挙げたのが石山。「やはり昨季まで守護神を務めていた石山(今季防御率5.35)の復調にかかっていると思います」と言う。

 阪神を含めた“3強”が激しい首位争いを展開する今年のセ・リーグ。ペナントレースはいよいよ終盤を迎えるが、まだまだ波乱含みだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY