「不本意だが…」逆転勝ちに望みつないだ“早期交代” DeNA三浦監督が語った決断

エラーの牧が16号2ラン、三浦監督「反撃の口火を切り、やり返してくれた」

 しかし、その裏からDeNA打線が反発力を発揮する。先頭のネフタリ・ソト内野手が広島先発の森下から来日4年目にして初めての三塁打を放ち、続く牧が左翼席へ16号2ラン。三浦監督は「牧は自分のエラーがあった中で反撃の口火を切り、やり返してくれた」と大きくうなずいた。「やられたらやり返す」はハマの番長の身上でもある。

 6回には主将の佐野恵太外野手が左翼ポール際へ10号ソロ。2点を追う7回には、広島3番手の島内を攻め、宮崎敏郎内野手の左前適時打で1点差とした直後、ソトが右中間席へ値千金の逆転19号2ランを打ち込んだ。9回の守備では、守護神の三嶋一輝投手が1死満塁の絶体絶命のピンチを招いたが、坂倉を遊ゴロ併殺打に仕留め、薄氷を踏む思いで勝利をもぎ取った。

 DeNAのリリーフ陣は、46試合登板の山崎康晃投手を筆頭に、44試合の砂田毅樹投手、43試合の三嶋、同じく43試合のエドウィン・エスコバー投手と、リーグ登板数ランキングの5位以内に4人が顔をそろえ、負担が大きい。疲労が蓄積しているのは間違いない。

 三浦監督も今季開幕投手でもある浜口をわずか3回途中で降ろすのには、ためらいがあったはずだが、試合の流れは“生き物”。相手に傾いていた流れを挽回可能な段階で断ち切ったことが、勝因の1つと言えそうだ。

 DeNAは広島と並ぶ5位タイとなり、4位・中日ともわずか1ゲーム差。セ・リーグは3位と4位の間に11ゲームの大差があり、A・Bクラスが真っ二つに分かれた状態だが、それぞれの中の順位争いは激烈だ。節目の今季100試合目に、久しぶりに“我が家”へ戻り劇的な勝利を飾ったベイスターズ。まずBクラスから抜け出し、さらに上位をうかがいたいところだ。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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