大谷翔平、初ホームスチールで“マルチ盗塁” 42発&22盗塁はア4人目の快挙、エ軍3連勝
4回重盗でメジャー通算50盗塁、5回重盗で初のホームスチールを記録
■エンゼルス 6ー4 ヤンキース(日本時間1日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は8月31日(日本時間1日)、本拠地・ヤンキース戦で今季2度目のマルチ盗塁をマークした。「2番・指名打者」で先発出場し、4回1死一、二塁で二走・フレッチャーと重盗に成功。メジャー通算50盗塁に到達した。5回2死一、三塁では一走・ゴセリンとの重盗でメジャー初の本盗を決めた。2打数無安打2四球で打率.262。チームは6-4で競り勝って3連勝を飾った。
大谷が快足でヤンキースを崩した。1点を追う4回無死一塁、右腕タイヨンから四球で出塁。1死後、ウォルシュの打席で敵軍バッテリーのスキを突いて重盗を決めた。メジャー4年目で通算50盗塁。日本人選手ではイチロー(509盗塁)、松井稼頭央(102盗塁)、青木宣親(98盗塁)に次いで4人目だ。ウォルシュの逆転25号3ランを演出した。
3-2で迎えた5回2死二、三塁では申告敬遠で出塁し、本拠地は大ブーイングだった。しかし見せ場はここから。ゴセリンの中前2点打で三塁へ進むと、同一、三塁から一走・ゴセリンと重盗。三塁から好スタートし、捕手サンチェスのタッチをかいくぐって生還した。MLBスタッツによると、エンゼルスで本盗を決めたのは2018年8月7日フランシスコ・アルシア以来だ。
大谷の1試合2盗塁は今年5月2日(同3日)の敵地・マリナーズ戦以来メジャー2度目。今季22盗塁に伸ばした。球団によると、42本塁打&22盗塁はホセ・カンセコ(1988、1991、1998年)、アレックス・ロドリゲス(1998、2007年)、ケン・グリフィーJr.(1999年)に次いでリーグ史上4人目の快挙となった。この2盗塁でシーズン51本塁打&27盗塁ペース。米メディア「ザ・リンガー」のザック・クラム記者によると、「50発&25盗塁」を達成すれば大リーグ史上初になるという。足でも記録づくめのシーズンとなりそうだ。
(Full-Count編集部)