「フェイクじゃないの?」捕手も捕れない…揺れながら落ちる剛速球にファン唖然
“世界最速男”のチャップマンが投げ込んだ驚きの変化球
■ヤンキース 4ー1 エンゼルス(日本時間2日・アナハイム)
揺れながら落ちるナックルボールが、速球に迫るスピードで投げ込まれたらどう打てばいいのだろうか。「ピッチング・ニンジャ」として知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が2日「アロルディス・チャップマンのエグい88マイルのスプリット(回転数は)673rpm」と題して自身のツイッターにアップした動画には「これはいったい何なんだ」「今まで見た中で最もエグいボールかも」と驚きの声が並んだ。
これは1日(日本時間2日)に行われたエンゼルス戦の一幕。4-1とリードした9回、試合の締めくくりに登板したチャップマンは1死後、対戦したフィル・ゴセリン内野手にこの1球を投げ込んだ。ナックルボールのように回転数が極めて少ないボールは、時速88マイル(約141.6キロ)のスピードで右打者の足元を襲った。
捕手も取り逃がすほどの変化量に、ファンの驚きは止まず「これナックルなのか!?」「フェイクじゃないの?」との声に加え「ナックルスプリット」との命名も。MLB最速の時速105.1マイル(約169.1キロ)の剛速球を投げたこともあるヤンキース守護神は、まだまだ驚きの武器を持っていそうだ。