大谷翔平が「マリナーズにとどめを刺す」 20年ぶり悲願を粉砕? 米TV局が具体予想
エンゼルスはワイルドカード争いの行方を左右する存在に?
エンゼルスの大谷翔平投手は3日(日本時間4日)、本拠地でのレンジャーズ戦で今季9勝目を挙げた。チームは67勝68敗で借金1となり、依然としてア・リーグ西地区4位。ワイルドカード争いでも苦しい状況だ。そんな中、米テレビ局「CBSスポーツ」では、シーズン終盤の展望を「大胆予想」。プレーオフ進出へ熾烈な争いを続ける同地区ライバルたちにとって、エンゼルスは「頭の痛い存在」になると見ている。
同メディアの記事では、エンゼルスがプレーオフに進出するには「奇跡が起きる必要がある」と指摘。主砲トラウトの不在が響いているとの見方で「9月にエンゼルスに出来ることとすれば、邪魔をすることだ」とも。まだ地区優勝やワイルドカードでの可能性を残すチームにとって「頭の痛い存在になることだろう」と予想する。
3日(同4日)現在、同地区ではアストロズが首位。エンゼルスは12.5ゲーム差も離れており、直接対決を6試合残しているとはいえ「アストロズを苦しい立場に追い込むことは、今の段階では難しいだろう」と強調。一方、首位とは5.5ゲーム差で2位のアスレチックス、6.5ゲーム差で3位のマリナーズにとっては、厄介な相手になるとも踏んでいる。
この2球団は、ワイルドカード争いで熾烈な戦いを展開。アスレチックスは、2枠目まで3ゲーム差の3位、マリナーズは4ゲーム差の4位につける。1敗もしたくない状況で、エンゼルスは対アスレチックス3試合、対マリナーズ6試合を残す。
自らがレギュラーシーズンで終戦するなら、いっそ道連れに……。記事では「エンゼルスはプライドのため、そして他チームに惨めな思いをさせるため以外にプレーする目的がない」と皮肉を交えて主張。その上で、6試合の直接対決を残すマリナーズが「うってつけのターゲットだ」とも述べている。
さらにマリナーズの“末路”までも予想。「より具体的に言うなら、9月25日にショウヘイ・オオタニが2本塁打を決めて2021年のマリナーズにとどめを刺すと私は言っておきたい」と大胆に踏み込んでいる。大谷のバットが、20年ぶりのプレーオフ進出の悲願を打ち砕くのか。本塁打王争いの行方とともに、ライバル球団に及ぼす影響も注目される。
(Full-Count編集部)