逆転打でお立ち台も笑顔なし 鷹・甲斐拓也の苦しい胸の内「悔しさしかない」

「工藤監督の想いに応えたいという気持ちしかないです」

「正直、なかなか力になれていないところが多くあって悔しさしかないです。今日打ったからと言って、それで良いやとは思っていないです。これで良いという思いはないです。結果が大事ですから、この世界。勝たないといけないですし、勝たないといけないチームなので。苦しい試合が続いていますけど、僕自身、工藤監督とも話して、話を聞いてくれて、その想いに応えたいという気持ちしかないです」

 東京五輪で正捕手としてプレッシャーと戦い続け、金メダルを獲得すると休む間もなく後半戦が始まった。その疲労度は計り知れない。後半戦に入ってからこの試合まで44打数4安打、打率.091と打撃面では大苦戦。それだけでなく、投手陣を、チームを引っ張らなければいけない立場。故障者続きのチーム状況で、なかなか浮上のキッカケが掴めず、正捕手としての責任も痛感している。

 3日の試合前練習では工藤監督から肩を組まれて言葉をかけられていた甲斐。「色々なところで話をしてくれますし、監督は選手を信じてやってくれているので、なんとかその思いに応えたい。苦しい状況ですけど、まだ試合はあるので諦めずに戦い抜きたい。誰1人、諦めているという選手はいない。ここからです」。残り38試合、首位とは5ゲーム差。この1勝が反攻へのキッカケになるか。

(福谷佑介 / Yusuke Fukutani)

朝日新聞スポーツシンポジウム

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