離脱長期化デグロム、今季中の復帰絶望か MLB公式「可能性は残っているが…」
右肘の炎症で負傷者リスト入り…現状は平地で23mの距離で投球
右肘の炎症で負傷者リスト(IL)入りしているメッツのジェイコブ・デグロム投手は、依然として復帰の具体的なメドが立っていないようだ。シーズン序盤は圧倒的な無双投球を続けていたが、7月7日(日本時間8日)の登板を最後に離脱。MLB公式サイトは「今季中に復帰する可能性は確かにまだ残っているが、メッツがプレーオフに進出しない限り、数えるほどのイニング以上に投げる可能性は低いだろう」と伝えた。
デグロムはシーズン当初こそ無縁で勝ち星がついてこなかったが、手のつけられない投球で打者を圧倒。開幕から約3か月後の7月まで防御率0点台という異次元の成績を積み重ねていた。しかし、右肘の炎症でIL入りすると、離脱は長期に。同サイトでは、球団関係者の話として「デグロムは状態は良いもののブルペン投球のステージへと前進するまでに、あと10日程かかる可能性が高いとしている」と紹介。現時点では平地で75フィート(約22.9メートル)の投球をしているが、本格投球に移るには距離を120フィート(約36.6メートル)まで伸ばす必要があるとしている。
ブルペン投球までは9月の第3週までかかるとの見方を示し、「そこからブルペン投球を何度かこなし、実戦で打者と対戦する必要がある」と指摘。メッツのレギュラーシーズンは残り26試合で「球団としてはデグロムがシーズン終了までに1度あるいは2度以上の登板は期待していない」と綴った。
(Full-Count編集部)