菊池雄星、2回途中6失点KOに曇り顔「なんか違うな、がずっと続いている」
2試合続けてアストロズ戦に先発するも…前回の好投とは正反対の結果
■アストロズ 11ー2 マリナーズ(日本時間7日・ヒューストン)
マリナーズの菊池雄星投手は6日(日本時間7日)の敵地アストロズ戦に先発し、今季最短の2回途中6失点(自責4)KOで8敗目(7勝)を喫した。2回、先頭から3連続四球と大きく乱れ、守備のミスにも足を引っ張られた。これで負けが先行し、8月3日以来白星がない。防御率は4.32に悪化した。
菊池は1回、先頭のアルトゥーベに四球を与えたものの何とか無失点でしのいだ。しかし2回、先頭からの3連続四球で満塁のピンチを迎えると、ディアスの二塁ゴロをトロがはじき2失点。続くメイヤーズには中堅右へ3ランを許した。何とか2死を奪ったものの、アルバレスに左翼線へ適時二塁打を許したところで降板した。
試合後の菊池は浮かない表情で「やっぱり自分のボールをコントロールできなかった。そこに尽きる。先頭から四球を出してしまって、攻めた投球を出来なかった」と制球を乱したことを悔いた。腕が横振りになり、直球はシュート回転のかかったボールが多かった。
前回登板した8月31日(同9月1日)のアストロズ戦では7回無失点の好投。続けて同じ相手だったが、反対の結果が出た。「前回凄く手応えをつかんだんですけど、『これで行けるかな』というのが続かないのを繰り返している。悔しいし、フラストレーションもたまる」。自身ではどこかが大きく変わったという認識が薄く「同じことをしているつもりなのにというのが、良かったり悪かったりを繰り返している原因。なんか違うなというのがずっと続いている。早く乗り越えたいと思ってやっています」と、苦しさの中にいる。
現在ア・リーグ西地区2位のマリナーズは、ポストシーズン進出に向け負けられない試合が続く。菊池は「残り試合も少ないし、大事な試合も続く。チームの力になれるように、とにかく結果にこだわって1試合1試合、大事に戦っていきたい」。早期の復調をチームも待っている。
(Full-Count編集部)