大谷翔平、日本人初の本塁打王へ正念場 エ軍打撃コーチが分析する打撃不振の要因
ジェレミー・リード打撃コーチが後半戦に調子をおとした大谷を分析
エンゼルスの大谷翔平投手はここまで両リーグトップの43本塁打を放ち、熾烈なタイトル争いを繰り広げている。後半戦はやや調子を落としているがジェレミー・リード打撃コーチは「疲労」と「トラウト不在」を打撃不振の一因であることを語っている。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」は「ショウヘイ・オオタニが打撃不振に陥っている理由」との見出しで伝え、リード打撃コーチが大谷の打撃を分析。ロイヤルズ・ペレスが42号、ブルージェイズ・ゲレーロJr.が41号と肉薄する展開となっている要因を「疲労は重要なこと」と語っている。
記事では大谷が前半戦に本塁打を量産したが、球宴以降の199打席で打率.217、OPS.787と苦しんていることに言及。リードコーチも「野球とは修正してなんぼのスポーツ。調子がいい時の状態を保つ努力をし、その状態を伸ばしていくこと。そして、どの選手も直面する不調の状態を最小限にとどめることが重要だ」と指摘。
今シーズンの大谷は投打同時出場の“リアル二刀流”、登板前日翌日にも打者としてほぼフル出場。6月にはマドン監督が後半戦に向け負担を軽減させると語っていたが、現状は変わらない起用法でグラウンドに経ち続けているだけに「最初からずっと投打両方をこなしている。そして今は9月だ」と、疲れのピークが訪れていることを言及している。
また、打線の中軸として期待されていたトラウトとレンドンが長期離脱したことも挙げており「素晴らしい打者はチームにいるが、トラウトが居ると居ないのでは明らかに違いがある」とし、疲労面以外でも相手投手の厳しい攻めが大谷を苦しめていると見ているようだ。
シーズンは残り22試合。大谷はこのまま単独トップをキープし、日本人初の本塁打王を手にすることができるだろうか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)