大谷翔平、103年ぶり大記録なるか “先人”ルースも凌駕する二刀流成績の異次元ぶり

大谷は140試合のうち欠場したのは4試合だけ

 打者として467打数120安打の打率.257、43本塁打93打点をマーク。ここまでメジャートップの本塁打数を記録し、日本人初の本塁打王に近づいている。その一方で投手としても20試合に登板(20先発)し、112イニングを投げて9勝1敗、防御率2.97、79被安打135奪三振としている。

 1918年のルースは129試合のうち34試合で欠場している一方で、打者として出場した試合は一塁手や左翼手など守備にも就いていた。大谷は打者では指名打者での出場であるものの、140試合のうち欠場は4試合しかない。代打起用となった試合はあれど、当時のルースを遥かに上回るペースで試合に出場し、二刀流を続けていたということになる。

 打撃成績を見ても、ルースの317打数95安打11本塁打に比べ、大谷は467打数120安打43本塁打と凄まじい成績。ルースは打者出場が増えた1919年に29本塁打、そしてほぼ打者専念(投手としては1試合登板だけ)となった1920年に54本塁打を放っており、投打二刀流で残す今季の大谷の異次元さが分かる。

 103年ぶりとなれば、時代が違い、野球の中身も違うため、一概には2人を比較はできない。それでも、かのベーブ・ルースの成績を改めて振り返ってみても、今季の大谷翔平の凄さが伝わってくるだろう。

(Full-Count編集部)

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