審判にロジン投げつけた投手への処分は? 韓国プロ野球、前代未聞の事件で対応に注目
元カブスのマイク・モンゴメリーは10日の試合で激昂し…
韓国プロ野球(KBO)で、審判にロジンバッグを投げつけるという前代未聞の事件を起こしたマイク・モンゴメリー投手への処分が注目を集めている。モンゴメリーは元カブスで、今季途中からKBOのサムスン・ライオンズでプレーしている。
モンゴメリーは10日に大邱で行われたKTウィズとの試合に先発。試合中に12秒の決められた投球間隔を超えたとして主審に注意を受けると、口論の末に退場処分を受けた。ここでホ・サムヨン監督らが球審に退場理由を尋ねる間に、モンゴメリーは球審に向かってロジンを投げつけるという暴挙に及んだ。さらに怒りが収まらなかったのか、ベンチに戻るとユニホームを脱ぎ、叩きつけた。
韓国の公共放送KBSの報道によると、14日にリーグを統括する韓国野球委員会が賞罰委員会を開き、モンゴメリーへの懲戒処分を検討する見通しだという。KBO関係者は「どんな結論を下すのかまだわからない。ロジンバッグを審判に投げつけた事例は韓国プロ野球史上例がなく、賞罰委員も悩んでいるようだ」とコメントしている。
KBOの罰則規定では、暴言などで退場した時は100万ウォン以下の制裁金を科すことができる。そして暴行や暴言、ビーンボールなど球場の秩序を乱す言動があった場合は、制裁金300万ウォン以下、出場停止30試合以下まで厳しくすることが可能だ。審判にロジンを投げつけることへの規定はなく、処分がどうなるかは各球団関係者も見守っている。
モンゴメリーは2015年からマリナーズ、カブス、ロイヤルズのメジャー3球団で通算183試合に登板し23勝34敗。2016年にはカブス世界一にも貢献している。
(Full-Count編集部)