シーズン途中の補強が“大当たり” 首位快走のロッテで見逃せないフロントの慧眼
6月のトレードで獲得した国吉と加藤匠が貴重な戦力に
投手陣ではブルペンを支える国吉佑樹投手の存在が大きい。6月14日に有吉優樹投手とのトレードでロッテに加入した国吉はシーズンが再開となった8月13日に初の1軍昇格。セットアッパーのポジションを任されると、ここまで13試合に登板して2勝0敗8ホールド、防御率1.38と好投。現在8試合連続無失点中と安定感を見せている。
トレードで獲得した加藤匠馬捕手も正捕手の座を掴みつつあり、今ではなくてはならない存在に。国吉のトレードから2日後の6月16日に加藤翔平外野手とのトレードで中日から加入すると、すぐさま1軍での戦力に。“加藤バズーカ”と称された強肩が武器として知られていたが、リード面でも高く評価されている。
国吉はDeNAで今季18試合に登板して防御率5.16。加藤匠に至っては今季1軍出場なし、とファームで燻っていた。この2人が見事に戦力となり、トレードとしては大成功だったと言える。