キンブレルの“威嚇ポーズ”まねる少年が「キュート」　本人からサプライズも

低い姿勢から右手を上げるキンブレルの「威嚇ポーズ」をマネ

　ホワイトソックスのクレイグ・キンブレル投手が投球前に見せる独特の姿勢をマネしていた少年が動画で話題となり、本人との対面を果たすという心温まるストーリーが話題となっている。MLB公式サイトが伝えた。さらにホワイトソックスが公式ツイッターで発信した2人の対面写真には「とってもキュート」とファンのコメントが集まっている。

　キンブレルは最多セーブを4度獲得するなど、大リーグを代表するリリーバーとして活躍してきた。投球前に、低い姿勢から右手を引き上げて打者を威嚇するような“キンブレル・ポーズ”をとることでも有名だ。今季途中にはカブスからホワイトソックスへ移籍した。

　MLB公式サイトによれば、この物語の主人公は10歳のホワイトソックスファン、チェイス・ボイキンくん。10日（日本時間11日）の本拠地レッドソックス戦、8回にキンブレルが登板すると、右手を挙げて打者を威嚇するような、特徴的な“ポーズ”をスタンドから真似ていた。

「彼があのイニングを乗り切れるように助けたかったんだ。そうしたら大きな三振を奪った。僕が彼を助けたんだ！」キンブレルはこの回、1死3塁から犠飛で失点。続くシュワーバーから三振を奪った。ボイキン君の念が実った。

　この場面を収めた動画が話題となり、ボイキン君は15日（日本時間16日）のエンゼルス戦前にキンブレルとの対面を果たした。サインボールとスパイクをプレゼントしてもらい「キンブレルに『きみが真似しているところを動画で見たよ』って言われたんだ。とてもびっくりしたよ」と興奮を隠せない。

　ボイキンくんも野球をしており、二塁手、遊撃手、投手をやっているが、キンブレル独特のフォームについては「やったことないけど、今度やってみようと思う」。ファンからも「この子がいつかこの舞台でプレーすることが待ちきれない！」「これはとても素晴らしい！」とコメントが集まった。未来の剛腕、誕生といくか。