ダルビッシュ、黒田博樹超えのMLB通算80勝はお預け 7回9K無失点も救援がリード守れず
2点リードで降板も、2番手パガンが8回に3点を奪われて逆転された
■カージナルス 3ー2 パドレス(日本時間19日・セントルイス)
パドレスのダルビッシュ有投手が18日(日本時間19日)、敵地で行われたカージナルス戦に先発し、96球を投げて7回を3安打9奪三振1四球無失点の好投。ヤンキースなどで活躍した黒田博樹氏を超えて日本投手単独2位となるメジャー通算80勝目(66敗)の権利を得て降板した。しかし、8回に2番手投手が3点を奪われて逆転され、節目の白星はお預けとなった。
今季16勝を挙げている40歳右腕・ウェインライトとの投げ合いとなった一戦で、ダルビッシュが好投した。3回までパーフェクト投球。4回にエドマンに右前打、ゴールドシュミットに四球を与え無死一、二塁のピンチを招いたが、オニール、アレナドを連続三振。モリーナも左飛に打ち取って無失点でしのいだ。
6回には2本の安打で無死一、二塁とされたが、ここでも踏ん張った。ゴールドシュミット、オニールを連続三振。アレナドを遊ゴロに仕留めてピンチを脱した。
しかし、8回に登板した2番手のパガンが乱調。エドマンに犠飛を許して1点差に迫られると、2死一塁からオニールに28号2ランを浴びて逆転。ダルビッシュの今季9勝目、通算80勝は持ち越しとなった。
8日(同9日)のエンゼルス戦で6回1失点で79日ぶりとなる8勝目をあげ、通算79勝目をあげたダルビッシュ。13日(同14日)の前回登板はジャイアンツを相手に自己ワーストタイの4本塁打を喫して4回6安打8失点で今季10敗目を喫した。この日は圧倒的な投球を見せたが、白星とはならなかった。
(Full-Count編集部)