大谷一問一答 103年ぶり偉業に足踏みも「健康で最後まで終わるのが一番の目標」
ゲレーロJr.、ペレスとの本塁打王争い、意識しないことは「もったいない」
――1か月は引っ張りの打球が増えている。
「単純に甘い球が少ないというのが一番かなと思うので。打線の中で戦っているので、勝負するところ、しないところ。いろいろとあると思いますけど、その甘い球の絶対数が少ないので。いい打撃をするのはなかなか難しいかなと思いますけど、自分の成長のためだと思って。そこでも成績を残せるように工夫しながら頑張りたいなと思います」
――右腕に違和感を覚えたのは、具体的には右肘の張りということか。
「違和感っていうか、そうですね。張りがある自体は普通なので、中5日、中6日と1日1日、元の状態に戻ってくる感覚というか。そういうのがちょっと遅いかなという風に感じたので、それを(チームに)報告はしました」
――張りは右肘だけだった。
「そうですね」
――張りが抜けなかったことはスプリットを多投した理由になるか。スプリットは右肘に負担が少なく、スライダーは負担が増えるなど。
「それはそんなになかったですかね。試合前の張り自体は完全にいつもの感じに戻っていたので。単純に全体的な疲労もあると思いますし、元の状態に戻るのが少し遅いかなと感じたくらいかと思います」
――本塁打王争いを意識したいと前回登板後に発言したことについて。
「そもそも良い打者の人たちが周りでそうやって競っているので。単純にそういう人と競り合いながらやれること自体、まず少ない機会だと思うので。(意識しなければ)もったいないとは思いますね」
――打たれた本塁打はストライクゾーンで勝負したから仕方なかったか。反省すべき点は。
「結果的に本塁打になっているところでいうと反省すべきところだなとは思いますし、打たれるのを嫌がって、隅、隅というか四球でもいいぐらいの感じで投げるのも全体の投球を考えると、消極的かなと思うところもあるので。そこを折り合いをつけながらやるのも先発の仕事だと思うので。シングル(ヒット)で終わるのか本塁打になってしまうのか。全然違うところもあるので、そういう意味では良い投球ではなかったなと思います」