大谷一問一答 103年ぶり偉業に足踏みも「健康で最後まで終わるのが一番の目標」
「試合にこうやって多く出るのも4年間で初めてなので。最後まで健康で出続けて終わるのが一番」
――登板回避後は打者専念する選択肢もあった。
「そもそもこの後、休むような状態ではないですし、大事を取ってという感じなのかなと思うので。最後まで投げて打ってやり切りたいなっていうのが一番かなと思います」
――マドン監督は打撃の状態が上がらないことについてボールの見極めも指摘していた。
「枠の外とか、枠の隅っことか、結構多くなってきている。単純に見極めが難しいゾーンにあるかなと思うので。打撃自体も強引になっているところもあるので、しっかり自分の形で打てれば多少、隅でもヒットになる確率は上がるのかなと思います」
――残り登板が少ない中、10勝への思い。
「もちろん勝ちたいなという気持ちは常に持っていますし、勝つということはチームがリードしている状態でマウンドを下りるということなので。それだけゲームをコントロールして降りているっていうことではあるかなと思うので。今日みたいにああやって先制点を与えてしまって打線としてもいい流れではないとなると、なかなか8回を2失点で抑えても勝てないのかなと思うので。そういうゲームを多く作れるように。残り何試合あるか分からないですけど頑張りたいなと思っています」
――単純に今日の登板は楽しかったかどうか。
「どっちもありますかね。もちろん良い打線なので、どのくらい投げられるのかなっていうのもありますし。単純に自分が投げているボールの良し悪しを判断しながら、試合をコントロールできる面白さも、もちろんあるので。それはどちらもあると思います」
――ベーブ・ルース以来の記録に挑んでいる。世界一の選手に近づいている感覚は。
「確実に成長はしていると思うので、それは自分でも実感していますし。こうやって高いレベルの中でやらせてもらって、日本にいるだけではこうやってここまでの経験はできなかったと思うので。それは凄い感謝しています」
――1年間、先発ローテーションを守ることの難しさは。
「ローテを守るのもそうですし、試合にこうやって多く出るのも4年間で初めてなので。最後まで健康で出続けて終わるのが一番かなと思っています」
――6回にセーフティバントを試みた意図について。
「トップ(先頭打者)だったので単純に。安打というか四球でも良かったですけど、まずは塁に出るのが一番、大事でしたし。チームとして抑えられている中で。ぶんぶん振っていくのも個人的に振っていくのも仕方がないので。一番確率の高そうなのを選んだという感じですね」
(小谷真弥 / Masaya Kotani)