目の前にあるボールを捕れない右翼手… 大混乱のランニング本塁打を招いた“悲劇”
右翼は両手を上げ「捕球不能」をアピールしたが認められず
米マイナーリーグで飛び出した“奇妙なランニング本塁打”が、ファンの注目を集めている。19日(日本時間20日)に行われたレッズ傘下デイトン-パドレス傘下フォートウェイン戦。外野に飛んだ打球は目の前を転がっているのに、捕球できない右翼手は“お手上げ”。その間に生還を果たしたシーンに、実況も「ライトがトラブってます!」と混乱状況を伝えた。
初回無死一塁で、レッズ注目株のマット・マクレインの打球は右翼方向へ痛烈に飛んでいった。ワンバウンドでフェンスに当たると、フェンス下の隙間でコロコロ……。右翼のティルソ・オルネラスは地面に座り込み、両手をあげ「捕球不能」をアピールしたが認められず。その間にマクレインは激走し、本塁を落とし入れた。
実況や解説からは「シートの下に入っていったって? いいや、そんなことはなさそうだ」などの指摘も。この一部始終を、ドラフトやプロスペクトの話題を取り上げる「MLBパイプライン」の公式ツイッターが動画で公開すすると、ファンからは「なんて男だ」といったコメントが寄せられた。NPBでも今年5月にロッテ・安田尚憲の打球が楽天生命パークのフェンスにすっぽりはまる事態が起きるなど、球場ならではの“珍事”は時に試合を大きく左右する。