大谷翔平、逆転でのHR王へ休みなし マドン監督が明言「止めようとはしない」
投手・大谷は「今年はこれ以上ないほどに違う。みんなが話していた姿だ」
■エンゼルス ー アストロズ(日本時間23日・アナハイム)
エンゼルス・大谷翔平投手の次回登板が26日(同27日、試合開始5時7分)の本拠地・マリナーズ戦に決まった。今季の本拠地最終戦となる。勝てばメジャー4年目で初の2桁10勝目に到達する。中6日で回れば、今季最終戦となる10月3日(同4日)の敵地・マリナーズ戦で先発登板できる。ジョー・マドン監督は22日(同23日)の試合前に報道陣の取材に対応し、「まだそのことについては話していない。日曜日の試合をプレーしてみて、どうなるか見てみる。それから決断するよ」と話すにとどめた。
大谷は今季22試合登板し、9勝2敗、防御率3.28。投手3冠に輝いたNPB時代の2015年に160回2/3を投げたことはあるが、今季の123回1/3はメジャー4年目で最多投球回となっている。指揮官は「昨年は見ていて辛かった。制球がなく、地面に叩きつけるようなボールが多かった。良い感覚を持っていなかった」と昨季を振り返り、「今年はこれ以上ないほどに違う。今年は、数年前にここ(メジャー)に来た時にみんなが話していた姿だ。今は(日本時代も含めて)彼の中でも最高級にいい状態だと思う」と目を細めた。
26日(同27日)の試合で勝てば、両リーグでは1918年ベーブ・ルース以来103年ぶり「2桁勝利&2桁本塁打」の偉業達成となる。ニグロリーグを含めると、1922年にブレット・ローガンが14勝&15本塁打をマークして以来99年ぶりのMLB記録となる。23日から残り10試合。本塁打王のタイトルがかかるだけに、マドン監督は「彼がそのつもりならプレーするよ。それを止めようとはしない」と打者としては全試合出場させる考えを示した。
(Full-Count編集部)