ロッテ優勝へ最大の試練 データに表れるマーティンの大きすぎる貢献度

打率.249にも関わらず.374と高い出塁率も残していた

 また、打率.249はリーグ22位であるのに対して、出塁率.374はリーグ10位になる。これはチームメートで打率.305をマークする荻野貴司よりも上。打率こそ高くないが、出塁率の高さはリーグでも屈指の存在で、それに加えて、無類の勝負強さがあるということになる。

 マーティンは今季、中断期間中に一時帰国し、自宅待機期間があったため、シーズン再開時点では不在。後半戦の始まった8月13日から、再登録された8月27日までの11試合で欠場している。この間、ロッテは5勝5敗2分。一方で復帰した8月27からマーティンが出場した16試合は11勝3敗2分となっており、白星を多く積み重ねている。

 マーティンが不在の間は角中勝也や山口航輝、岡大海らを起用して戦ってきたロッテ。2005年の優勝は2位からプレーオフを勝ち上がっての“優勝”だった。1974年以来、47年ぶりの“リーグ優勝”へ向けて残り29試合。マーティンを欠く中でいかにして戦っていくことになるだろうか。

(Full-Count編集部)

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