「決めたい球が決まらない時は?」 プロ野球OB2人がファンと熱い“配球論バトル”

2人が挑戦した配球予測はまさかの展開「まっすぐじゃないんか!?」

 野球経験のない初心者に対しても、川井さんが「ツーシームはまっすぐの軌道で、だいたい右かな? ちょっと動いて小さな変化をします」と球種を丁寧に説明するなど、2人の明るく朗らかな話しぶりもあって参加者は気軽に「結果球はストレートだと思います」と配球予測に挑戦。その配球予測では投手交代後の初球を川井さん、黒羽根さんがそろって「まっすぐ」と豪語するも、その場面はまさかの変化球。予想が外れてしまった2人は思わず「まっすぐじゃないんか!?」と声を上げて場を和ませた。

 ファミリーで参加したグループでは8歳の男の子が大人顔負けの配球分析を披露し、これには2人とも驚きの様子。さらに男の子から野球の練習や技術に関する熱心な質問も飛び出し、黒羽根さんは「壁に向かって投げる練習の時に目印を作って、そこに投げるようにするといいですよ」とコツを伝授するなど、さながらオンライン野球教室のよう。最後は2人から男の子へ「野球を好きになって、長く続けて」とエールが送られた。

 日本ハムファンが参加するグループでは「注目の選手」が話題に。ファンが野村佑希内野手の魅力を語ると、黒羽根さんは「陰で努力するタイプの選手だから応援したくなる」と井口和朋投手を挙げる。一方、楽天OBの川井さんは「入団してきた時に見て、すごい球を投げていたから」と西口直人投手を推していた。黒羽根さんの熱心なファンが集まったグループでは、現役時代の思い出話を披露。2人はソフトバンク・工藤公康監督の自主トレ仲間だったそうで「練習メニューがきつかったよね」と笑いながら当時を振り返っていた。

 配球論を中心とした野球談義で大いに盛り上がるなか、試合は楽天が8対0で日本ハムに大勝。約3時間半のイベントを終えた川井さんと黒羽根さんに感想を聞いた。

黒羽根さん「予測して試合を見るだけでも変わってくる」

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