大谷翔平の「勝ちたい」発言に米メディアは流出危惧 「エ軍に警告」「心配の種に」
地元紙「この夏を通して、彼は優雅さと強さを持って重荷を背負い続けた」
■マリナーズ 5ー1 エンゼルス(日本時間27日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手は26日(日本時間27日)、本拠地・マリナーズ戦に「2番・投手」で出場。7回10奪三振1失点の好投も、打線の援護なく10勝目はお預け。試合後は「このままでは勝てない」、「球団は好き、それ以上に勝ちたい」と勝利への執念を口にした。これに米メディアは「ファンにとって心配の種になりそうだ」と流出を危惧している。
チームはプレーオフを逃し、好投しても勝ちに結びつかない――。この日、試合後に大谷は「ヒリヒリする9月を過ごしたい」、「このままでは勝てないんじゃないかなと思います」、「ファンの人も好きですし、球団自体の雰囲気も好きであるので。ただ、それ以上に勝ちたいという気持ちが強い」など、故障者が続出し低迷が続くチームについて言及した。
これを受け地元紙「LAタイムズ」は「エンゼルスは警告を受けた ショウヘイは勝ちたいとはっきりと言った」と見出しを付け、大谷の孤軍奮闘ぶりを伝えた。ここまでリーグ2位の45本塁打を放ち、投手としてもチームトップの9勝を挙げ投打の二刀流でMVP最有力となっているが、エンゼルスで過ごした4年間で1度もプレーオフに出場することはなかった。
トラウト、レンドンら主力が離脱するなか投打でチームを牽引する姿に「この夏を通して、彼は優雅さと強さを持って重荷を背負い続けた」と伝えている。
また、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」は「ショウヘイ・オオタニはエンゼルスとまだ契約延長の話をしていないと話した」と今後の契約に注目。大谷が試合後に語った貪欲に勝利を求める姿に「この発言の行間を読むのはそれほど難しくないだろう。そして、それはエンゼルスファンにとって心配の種になりそうだ」と、将来的な二刀流の流出を危惧していた。
(Full-Count編集部)