打者が腰を引く“魔球”が「ビデオゲーム」 ヤ軍右腕の1球に米投球分析家も注目

ブルージェイズ戦に2番手で登板したヤンキースのマイケル・キング【写真:AP】
ブルージェイズ戦に2番手で登板したヤンキースのマイケル・キング【写真:AP】

ヤ軍キングのカーブは内角ボールゾーンからアウトローへ軌道を描いている

■ヤンキース 7ー2 ブルージェイズ(日本時間29日・トロント)

 ヤンキースは28日(日本時間29日)、敵地でのブルージェイズ戦に7-2で勝った。2番手で登板し、2回2/3を無失点に抑えたマイケル・キング投手は今季初勝利をマーク。ここまで43本塁打を放っているマーカス・セミエン内野手に投じたカーブの切れ味が話題を呼んでいる。

 3回1死の場面で救援したキング。2死でセミエンに対して投げた79.4マイルの変化球がファンの度肝を抜いた。内角のボールゾーンからぐにゃりと曲がり落ち、アウトローへ。セミエンは腰を引いて見逃している。

 ピッチング・ニンジャの愛称で知られる投球分析家のロブ・フリードマン氏が自身のツイッターに「マイケル・キングのもの凄い79マイルのカーブ」として動画を投稿すると、ファンも反応。「ウィッフルボール」「エグイ」「カーブ? 縦スラじゃなくて?」「完全に腰が引けちまってるな」「ビデオゲームレベルのカーブだ」と驚きのコメントを寄せている。

 NPBでは楽天の岸孝之投手が、攻略には難易度の高いカーブの使い手として知られる。左腕なら元オリックス・星野伸之投手のスローカーブを思い出す人もいるだろう。歴史の長いこの変化球は、今後どんな方向に進化していくのだろうか。

【動画を見る】ヤ軍キングが投じた「ビデオゲームレベル」のカーブ

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