斎藤佑樹、大石達也、福井優也… 2010年ドラフトを席巻した“早大トリオ”の現在地

早大からドラ1で指名された斎藤佑樹、大石達也、福井優也(右から)【写真:共同通信社】
早大からドラ1で指名された斎藤佑樹、大石達也、福井優也(右から)【写真:共同通信社】

2010年ドラフトで斎藤は4球団、大石は6球団から1位入札された

 日本ハムは1日、斎藤佑樹投手が今季限りで現役引退すると発表した。早実高時代に2006年夏の甲子園を制し“ハンカチ王子”として日本を沸かせた右腕は、進学し早大でも通算31勝を挙げる活躍。2010年ドラフト会議では斎藤が4球団、同学年の大石達也投手が6球団から1位入札され、福井優也投手も外れ1位指名されて話題を呼んだ。それから11年、“早大トリオ”の現在地は……。

 大石は福大大濠高から早大に進学し、1年秋からリーグ戦に登板。主に救援で155回を投げて217三振を奪った。ドラフトでは阪神、広島、横浜(現DeNA)、楽天、オリックス、西武の6球団が1位入札し、交渉権を得た西武に入団した。

 しかし、右肩痛などの影響もあり2019年を限りに現役引退。通算成績は132試合、5勝6敗、8セーブ、12ホールド、防御率3.64だった。引退後は西武の球団本部ファーム・育成グループスタッフとなり、今季から2軍投手コーチを務めている。

 福井は愛媛・済美高2年時の2004年春の甲子園で優勝、夏の甲子園で準優勝を果たし、1年間の浪人の後、2006年に早大に進学。通算11勝をマークした。ドラフト会議では大石をくじで外した広島の外れ1位指名を受けて入団。1年目に8勝、5年目の2015年に9勝を挙げるなどした。

 2018年オフに交換トレードで楽天に移籍し、今季は6月中旬から1軍に定着して16試合登板、0勝0敗、防御率3.12。NPB通算140試合登板、32勝41敗、防御率4.55の成績を残している(成績は9月30日時点)。

 大石は指導者の道に進み、斎藤も引退を決断。“早大トリオ”に岐路が訪れているようだ。

(Full-Count編集部)

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