斎藤佑樹でドラ1の引退は3人目に… 近年稀に見る“当たり年”だった2010年ドラフト
2位以下でも柳田や西川、秋山、育成では千賀や甲斐がプロ入り
この12人の中で山田、澤村、大野雄の3人がタイトルを獲得。大石と伊志嶺が現役を引退しており、斎藤は同期ドラ1の中では3人目の現役引退となる。
また2巡目以降でもビッグネームが並ぶ。ソフトバンクの2位は柳田悠岐外野手。今や球界屈指の強打者だ。日本ハムの2位は西川遥輝外野手、楽天の2位は美馬学投手(現ロッテ)だった。西武の3位は現在MLBのレッズでプレーする秋山翔吾外野手で、横浜の6位で福山博之投手(現楽天)、広島の6位で中崎翔太投手もプロ入りしている。
この年は、ソフトバンクの育成ドラフトが大きな成果をあげた年でもある。育成4巡目で指名されたのが千賀滉大投手、5巡目が牧原大成内野手、指名97人中94番目となる6巡目で指名されたのが甲斐拓也捕手だ。千賀と甲斐は球界を代表する投手、捕手となり、東京五輪で侍ジャパンのメンバーとして金メダル獲得にも貢献した。
現在、球界を背負って立つビッグネームが多くプロの世界に飛び込んできた2010年。近年のドラフト会議を見ても、これだけの“成果”が残った年はなかなかないだろう。