衝撃の全身“大谷顔だらけ”衣装 米国人カップルが語る「大谷翔平にハマった理由」

エンゼルス・大谷翔平(右)に熱狂するファン【写真:Getty Images】
エンゼルス・大谷翔平(右)に熱狂するファン【写真:Getty Images】

人間・大谷に米国ファンも感動「折れたバットを拾って相手のダグアウトまで」

 観衆4万4169人。マリナーズ一色のスタジアムで異彩を放つ大谷翔平ファンがいた。エンゼルス側スタンドに陣取ったジョシュ・アレジさん、ローレン・デラトーレさんのカップルだ。何より服装がインパクト抜群。“大谷顔だらけ”のセットアップに、背中に「大谷翔平」と漢字で入ったユニホームを着用している。デラトーレさんが「私たちは大ファン。ショウヘイへの本気度を見せるためですね」と声を弾ませれば、アレジさんは「誰も持ってないから目立ちますね」と照れくさそうに笑った。

 アレジさん、デラトーレさんともにロサンゼルス出身。今季最終カードに合わせてシアトルまでやってきたという。“大谷顔だらけ”セットアップ完成までに“2年”を要した力作だ。「オオタニは私たちの大好きな選手。2年前に球場で無料配布されて、もちろん、その時も見に行く計画を立てました。その時このシャツをゲットして、今年(の無料配布日も)もゲットしたんです。ハーフパンツに作り変えるためにカットしました」。このインパクト抜群のセットアップだけでなく、大谷ピロー(枕)や愛犬用の大谷シャツまで所持しているという。

 なぜ、異国の野球選手にここまでどっぷりハマったか。投打の圧倒的なパフォーマンスだけではなかったようだ。「ハマった理由」を聞くと、デラトーレさんがこう打ち明けた。

「結局は人としての彼が好きだからです。例えば、選手のバットが折れたシーンがあって、投手として投げていたのにも関わらず、拾って相手のダグアウトの方まで行って渡していました。これは例えの1つでしかありませんが、彼は非常に礼儀正しいです。それに、いつもプレーを楽しんでいます。ダグアウトでの姿を見ると、いつも笑顔を見せています。そういう姿を見ると、心から試合を楽しんでいるんだなって思います。だから私たちにとっても見ることが楽しいです」

 今季も残り2試合。大谷は9試合連続ノーアーチとなり、本塁打王争いでは両リーグ最多のロイヤルズ・ペレスと3本差のままだ。それでも、アレジさんは「今年は彼がMVPです。文句のつけようがないです。彼のような活躍ができる選手はどこにもいません。誰も彼のように打ったり投げたりできません。それに謙虚で、プレーの仕方(流儀)も正しい。プロ野球の世界で、彼こそが僕たちみんなが求めていた存在です。エンゼルスにこの先何年も残ってくれることを願っています。見ていて素晴らしい選手です」と大絶賛する。日本人ファンだけではない。世界中の野球ファンが人間・大谷に魅了されている。

【写真】全身から大谷翔平への愛 米国人ファンが独自に作った衝撃の“大谷顔だらけ”セットアップ

RECOMMEND

KEYWORD

CATEGORY