大谷翔平は「全ての限界を打ち壊した」 マドン監督が選ぶ今季最も記憶に残る試合は?

エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】
エンゼルス・大谷翔平【写真:AP】

マドン監督は今季初登板の試合、グビザ氏はRソックス戦の逆転弾を挙げた

 エンゼルス大谷翔平投手が投打に躍動した2021年レギュラーシーズンも残りわずか。地元放送局「バリー・スポーツ・ウエスト」は、ジョー・マドン監督や解説者が最も記憶に残る大谷のプレーを選定。公式ツイッターに投稿された動画で、指揮官は大谷が「2番・投手」で渡米後初の投打同時出場を果たした4月4日(日本時間5日)のホワイトソックス戦を挙げている。

 大谷は今季初登板となったこの試合に「2番・投手」で出場。第1打席で2号ソロを放ち、投げては4回2/3を2安打3失点だった。マドン監督は「彼が(今季)初めて登板した時、その時点では彼が投打同時出場することに不安や動揺の声があった。私にも聞こえていたよ。クラブハウス内でもそんな声が多くあったんだ。でも彼は700フィート(実際には451フィート=約137.5メートル)のホームランを打ち、素晴らしい投球をした。それが全ての限界を打ち壊したんだ」と語っている。

 次に球団OBで解説者のマーク・グビザ氏は5月16日(同17日)のレッドソックス戦で9回に放った逆転12号2ランと答えた。「エンゼルスはその連戦の最初の2試合を落としていましたが、ボストンのクローザー、バーンズからペスキーズ・ポールにホームラン! 試合後にバーンズが『あんなスイングをするなんてショウヘイ・オオタニはこの惑星のものじゃない』と話していたことを覚えています。間違いなく彼はこの惑星のものではありません」と笑顔で述べた。

“親日家”でも知られる解説者のモタ氏は7月2日(同3日)のオリオールズ戦を推した。この日の大谷は29、30号を放っていたがそのシーンではないという。「彼はそこで終わりません。私たちはサヨナラを待っていました。そこでショウヘイ・オオタニが激しいスライディングをして回転し、頭を打ちながらもチームメートと喜び合っていました。私にとってはあれが究極の瞬間でした。彼がしていること、もたらすエネルギー、興奮が示されていましたから」。大谷は同点の9回に四球で出塁すると二盗に成功、ウォルシュの適時打でサヨナラのホームへ滑り込んだ。この激走がモタ氏の胸を打ったようだ。

【実際の動画】マドン監督らが語る 大谷翔平の最も印象的な試合

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