「思い出は一生の宝物です」涙の2軍戦ラスト登板で斎藤佑樹が伝えた感謝の想い

セレモニーでファンに挨拶する日本ハム・斎藤佑樹【画像:パーソル パ・リーグTV】
セレモニーでファンに挨拶する日本ハム・斎藤佑樹【画像:パーソル パ・リーグTV】

最後の登板は涙を浮かべながら渾身の132キロで空振り三振に

 今季限りで現役を引退する日本ハムの斎藤佑樹投手が3日、イースタン・リーグのDeNA戦(鎌ヶ谷)で、ファームで最後のマウンドに上がった。渾身の132キロで空振り三振を奪うと、試合後のセレモニーでは「皆さんとの思い出は僕の一生の宝物です」と晴れやかな表情で挨拶した。

 2軍最後の出番は6回に訪れた。球場から大きな拍手が送られ、笑顔も浮かべながらマウンドに上がった斎藤。乙坂に対して2ボールとなったが、その後は3球連続で空振り。目に涙を浮かべながら、最後の三振を奪った。

 マウンド上では内野手が集まると、握手を交わし、早実の後輩の清宮とは熱い抱擁。清宮の目にも涙が浮かんだ。ベンチに腰掛けると、堪えきれずに涙が頬を伝い、タオルでその涙を拭う場面もあった。

 試合後にはファンの前で挨拶に立ち「今シーズン限りでの引退を決断いたしました」と自らの声で報告。「時には厳しく、時には愛のある声援を、もう選手として聞くことができないと思うととても寂しい気持ちです。その代わり、来シーズン以降ここで頑張る若い選手に温かい応援をよろしくお願いします。そして監督、コーチ、トレーナー、こんな身体になるまで、最後まで付き合っていただき、ありがとうございました」と感謝の思いを伝えていた。

 斎藤佑樹がセレモニーで語った言葉は以下の通り。

「今シーズン限りでの引退を決断いたしました。ここ鎌ヶ谷で過ごすことが多くなりましたが、最後まで応援していただいたファンの皆様ありがとうございます。時には厳しく時には愛のある声援をもう選手として聞くことができないと思うととても寂しい気持ちです。その代わり、来シーズン以降、ここで頑張る若い選手に温かい応援をよろしくお願いします。監督コーチトレーナー、こんな身体になるまで、最後まで付き合っていただき、ありがとうございました。最後になりますが、皆さんとの思い出は僕の一生の宝物です。11年間本当にありがとうございました」

(Full-Count編集部)

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