PO争いは最終戦で決着へ 可能性残したマリナーズの大逆転劇が「信じられない」
マリナーズは逆転された直後にハニガーが起死回生の逆転打
■マリナーズ 6ー4 エンゼルス(日本時間3日・シアトル)
マリナーズが土壇場でプレーオフ進出争いに踏みとどまった。2日(日本時間3日)に行われた本拠地でのエンゼルス戦。8回表に逆転されながら、その裏にハニガーの2点適時打で再び逆転に成功し、プレーオフ進出の可能性を残した。
レッドソックス、ヤンキース、ブルージェイズと熾烈なワイルドカード争いを繰り広げるマリナーズ。敗れれば、プレーオフ進出の可能性が消滅する一戦で劇的な勝利を飾った。2点リードの8回にウォルシュに3ランを浴び、1点のビハインドを背負ったが、ドラマはその裏に待っていた。
3四死球で満塁のチャンスを作ると、ハニガーが左翼へ2点適時打を放って逆転した。この起死回生の逆転打の瞬間をマリナーズ公式ツイッターがアップすると、ファンからは「美しい」「シアトルの野球は止まらない」「このチームが大好き」「ミッチ(ハニガー)、君は最高だ!」「スターが誕生」「アンビリーバブルな瞬間」と大興奮の様子だった。
この日の逆転勝利で90勝71敗としたマリナーズ。ヤンキース、レッドソックスは91勝70敗、ブルージェイズはマリナーズと同じ90勝71敗となっており、3日(同4日)の結果がプレーオフ進出の行方を左右することに。2001年以降、プレーオフ進出を逃してきたマリナーズは、ギリギリのところで争いに生き残った。