昨年は早川&木澤が1位指名 今年も上位候補が揃う早慶6選手が待つドラフト会議

慶大は大学選手権MVP、不動の4番・正木智也ら3選手が提出

 慶大からは昨年のドラフトでは木澤尚文投手(ヤクルト1位)、佐藤宏樹投手(ソフトバンク育成1巡目)が指名を受けた。今年は正木智也内野手、森田晃介投手、渡部遼人外野手の3人が志望届を提出している。

 正木はリーグ戦通算10本塁打を誇る右の長距離砲として、プロからの注目を集める。広角に打ち分けることもでき、勝負強い打撃も光る。春季リーグ後の全日本大学野球選手権では、2本塁打9打点の活躍でMVPにも選ばれた。森田は小さなテイクバックから最速150キロを投じる右腕で、先発だけでなくリリーフもこなす。今春は防御率1.57で最優秀防御率賞に輝いた。通算の与四球率は1.77と制球力の高さも魅力の1つだ。

 渡部遼は身長170センチ、68キロと小柄な左投げ左打ちの外野手で、慶大のセンターを守る。1年春からリーグ戦に出場し、50メートル走を5秒9の俊足を生かした広い守備範囲で、チームのピンチを幾度も救ってきた。打撃が課題とされていたが、昨年の冬から打撃改革に着手。大学選手権では16打数9安打、打率.563の大活躍で、首位打者賞を獲得。今季も4試合に出場し、ここまで19打数10安打、打率.526と絶好調だ。

 東京六大学リーグでは、9日からの第4週には新型コロナウイルス感染拡大のため活動を停止していた法大が今季最初のカードに臨む。志望届を提出している三浦銀二投手(4年)や山下輝投手(4年)ら6選手は、この2試合が秋のリーグ戦では最初で最後のアピールの場となる。昨年、同リーグからは15選手が志望届を提出し、8選手がプロ入り。今年は16人が提出しているが、指名されるのは何人になるだろうか。

(Full-Count編集部)

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