“二刀流”大谷翔平は歴史的な活躍、投手は故障に苦しむ…日本人8選手の2021年

パイレーツ・筒香嘉智、エンゼルス・大谷翔平、パドレス・ダルビッシュ有(左から)【写真:AP】
パイレーツ・筒香嘉智、エンゼルス・大谷翔平、パドレス・ダルビッシュ有(左から)【写真:AP】

大谷翔平は史上初めて投打5部門で「100」を超えた

 米大リーグは3日(日本時間4日)の試合をもって、レギュラーシーズンを終えた。日本人選手8人の今季を振り返っていきたい。

 日本のみならず、米国でも話題の中心にいたエンゼルス・大谷翔平投手の大活躍は言うまでもない。投打二刀流でフル稼働し、打者としては46本塁打100打点、打率.257。さらにリーグ5位の26盗塁まで記録した。夏場まで首位を走っていた本塁打王こそ逃したものの、登板前後も出場することで出番が増え、リーグ有数の打者となった。

 投手としても9勝2敗、防御率3.18。勝ち星はチームトップで、エンゼルスの投手陣を支える働きだった。二刀流としての働きは過去に見られないもので、投手として130回1/3、156奪三振、打者として138安打、103得点を記録して、投打5部門の数字を「100」に乗せる「クインタプル100」を史上初めて達成した。

 パイレーツでシーズンを終えた筒香嘉智外野手にとっては、波乱万丈の大リーグ2年目だった。レイズでスタートし、ドジャース、パイレーツと移籍。途中約2か月のマイナー暮らしはあったものの、8月にパイレーツへ移籍してからは打線の中心に座り活躍。シーズン通しては打率.217、8本塁打、32打点の数字を残した。

 同じく米国で2年目のシーズンを戦ったレッズの秋山翔吾外野手は、守備固めなど途中出場での出番が主だった。打率.204、本塁打はなく12打点。最後は負傷者リスト(IL)入りしシーズンを終えた。

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