大谷翔平、二刀流での活躍は「あの一発に端を発した」 マドン監督が忘れぬHRは?

4月4日(日本時間5日)のWソックス戦で2号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】
4月4日(日本時間5日)のWソックス戦で2号ソロを放ったエンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

「悪い場面を忘れ去り、次の瞬間へ切り替える能力がある」

 エンゼルスの大谷翔平投手はメジャー4年目の今季、投打二刀流で大活躍。打者として打率.257(537打数138安打)、46本塁打、100打点、26盗塁をマーク。投手として23試合9勝2敗、防御率3.18(130回1/3、自責46)、156奪三振の成績を残した。就任2年目のジョー・マドン監督は今季の大谷を総括。そのパフォーマンスを「驚異的」と評した。

――大谷の活躍を目の当たりにした感想は
「『驚異的』が相応しい言葉かもしれない。成績が素晴らしいのは見ればわかることだ。献身性や体の強さといった、アスリートとしての彼の側面も過小評価されるべきではない。彼が成し遂げてきたことは、スペクタキュラー(驚異的)としか言いようがない。願わくば来年も同じような活躍をしてくれると信じたい。とにかく今の彼の活躍から目を離してはいけない」

――最も印象深いのは
「ホワイトソックス戦での本塁打(4月4日)。あの一発が全ての疑問に対する答えだった。(投打同時出場は)初めての経験だった。懐疑的な意見がたくさんあったが、あの一振りで(懐疑的な考えを持っていた)周りを黙らせたと思う。あの場面から、『彼ならできる』と誰もが信じるようになったと思う。それ以降に起きたすべての出来事は、あの一発に端を発したと私は思っている」

――二刀流で活躍できた最大の要因は
「彼は試合を楽しんでいる。ストライクゾーンが広くなったりと、誰よりも審判の酷い判定の犠牲になっていたと思う。しかし彼は審判と言い争ったりしない。イライラしていた時もあるが、すぐにそれを頭の中から忘れ去る。悪い場面を忘れ去り、次の瞬間へと切り替える能力がある」

「心身ともにどれだけ頑丈かが今年明らかになったと思う」

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