巨人2位・山田龍聖、指名から2時間後に登板 相手ベンチから「ジャイアンツ!」

9回からリリーフ登板したJR東日本・山田龍聖【写真:羽鳥慶太】
9回からリリーフ登板したJR東日本・山田龍聖【写真:羽鳥慶太】

最速153キロ左腕はドラフト指名から2時間20分後に実戦

 2021年の「プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD」が11日、都内ホテルで行われ、JR東日本の山田龍聖投手は巨人の2位指名を受けた。山田はこの日、神宮球場で行われた都市対抗野球の東京地区第3代表決定戦を戦っており、試合では指名から約2時間20分後の9回からリリーフ登板した。

 最速153キロ左腕の山田は、セガサミーとの大一番で先発を外れリリーフ待機。指名の瞬間も左翼ファウルグラウンドのブルペンで迎えた。3-3の同点で迎えた9回、セガサミーのベンチから「ジャイアンツ!」とのヤジも飛ぶ中でマウンドへ上がった。

 山田は高岡商高(富山)から入社して3年目の今季、急成長を見せた。昨年までは都市対抗、日本選手権という社会人野球の2大大会では登板さえなかった投手が、プロのスカウトから注目されるようになった。プロ入りとともに目標に掲げているのが社会人での日本一だ。

(羽鳥慶太 / Keita Hatori)

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