大谷翔平の今季最高の“ムーンショット”は? 滞空時間6秒超えの驚愕弾
元同僚ヒーニーから豪快弾、日米通算100号のメモリアルアーチも
今季、投打で大活躍を見せたエンゼルスの大谷翔平投手。中でも打撃では終盤まで本塁打王を争い、終わってみればリーグ3位の46本を放った。“ムーンショット”とも表現される高々と舞い上がる一発でファンを魅了した。ここでは「高弾道」の観点から、トップ5を振り返る。
〇第1位 打球角度45度 先頭打者弾は“ルース生誕地”での初アーチ
8月26日(日本時間27日)敵地オリオールズ戦。登板翌日に「1番・DH」で出場し初回の第1打席で左腕エイキンから右翼席へ41号。ナイターからデーゲームの“中半日”、ベーブ・ルースの生誕の地で豪快アーチを描いた。美しい放物線を描いた一発は滞空時間が6秒を越えるアーチだった。
〇第2位 打球角度38度 日米通算100号
4月21日(同22日)本拠地レンジャーズ戦。3回2死走者なしの第2打席で初対戦となった右腕フォルタネビッチから大きな放物線を描いて右翼スタンドに着弾した。MLB4年目で通算52発となり、NPB時代の5年間で放った48本塁打と合わせて日米通算671試合目(NPB403試合、MLB269試合)の出場で100号に到達となった。
〇第2位 打球角度38度 球宴ファン投票1位通過“御礼弾”
6月27日(同28日)敵地のレイズ戦。9回の第5打席で右腕フェアバンクスの94.8マイル(約152.6キロ)の直球をバットに乗せると、打球は高々と舞い上がり左中間へ飛び込む25号ソロ。この日はオールスター戦のファン投票の1次結果が発表され大谷はア・リーグ指名打者部門で196万1511票を集めてトップ通過となっていた。
〇第2位 打球角度38度 元同僚ヒーニーから豪快弾、今季ヤ軍5戦4発
8月30日(同31日)本拠地ヤンキース戦。5回の第3打席で今季途中まで同僚だった左腕ヒーニーから右越えへ42号ソロ。この一発で今季の長打数は「72」となり、2005年松井秀喜(ヤンキース)の「71」を超え、日本人シーズン最多を記録した。
〇第5位 打球角度36度 守護神から9回に放った起死回生の逆転12号2ラン
5月16日(同17日)敵地レッドソックス戦。1点を追う9回2死一塁。守護神バーンズから右翼ポール際へ2試合ぶりの一発をかっ飛ばし試合も6-5で勝利した。エンゼルスOBのマーク・グビザ氏も今シーズンで一番印象に残るホームランだったことを語っている。
(Full-Count編集部)