広島・鈴木誠也が米挑戦なら「5、6球団興味」 米記者期待「松井秀と比較できる」
「複数の守備をこなせる方がベターですね」
では、日本人野手がメジャーにアジャストするためには? モロシ記者は「選手をサポートするネットワークが整ったチームでプレーするのが大事なことでしょう。選手が新しい環境で心地よくプレーできるように手助け出来る人が揃っているということですね」と力説し、選手として必要な能力も挙げた。
「試合に出場して1つの(限られた)役割をこなすしかない状況は避けたいところです。もしそれがうまくいかなかった場合、変化が必須になりますから。複数の守備をこなせる方がベターですね。柔軟性は非常に大事なことです」
鈴木は10日まで今季は123試合出場して打率.321、35本塁打、84打点をマーク。東京五輪では全5試合で4番を任されるなど国際大会の経験も豊富だ。
「スカウトと話をしてみると、スズキの能力に注目しています。『彼なら良い選手になる』とスカウトたちは考えています。私は彼の打撃スタンス、パワー、滑らかなスイングが気に入っています。アメリカでも非常にうまく適応することでしょう」
将来的に鈴木はメジャー挑戦の決断を下すのか。米球界関係者はその瞬間を心待ちにしていることは間違いなさそうだ。
(小谷真弥 / Masaya Kotani)