一塁ベンチ前から“ロング甲斐キャノン”　悪送球がアシスト「まるでピタゴラスイッチ」

二塁手・三森が一塁悪送球→カバーに入った甲斐が三塁で走者刺す

■ソフトバンク 10ー4 ロッテ（16日・ZOZOマリン）

　悪送球が生んだ“ロング甲斐キャノン”に、敵地が騒然とした。16日にZOZOマリンスタジアムで行われたロッテ-ソフトバンク戦。一塁ベンチ前からソフトバンクの甲斐拓也捕手が見せた三塁への鬼肩送球に、ファンは「これが作戦か」「何手先まで読んでんねん」と混乱を隠せないようだ。

　3点リードの4回1死一塁。ロッテ・エチェバリアの詰まった打球は一、二塁間に転がった。捕球した二塁手の三森が一塁に送球したが、ボールは逸れて一塁ベンチ前へと転がった。しかし、カバーに入っていた甲斐が三塁にストライク送球。ミスに乗じて三塁を狙った一塁走者の佐藤都を刺した。

　一連のプレーを「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeが動画で公開。ファンからは「一塁より次の塁でのアウトを狙った完璧な作戦」「まるでピタゴラスイッチ」「怪我の功名」とコメントが寄せられた。