ロッテが抜群、西武とハムは期待外れ パ・リーグ6球団の補強は成功したのか?

日本ハム・栗山監督、ロッテ・井口監督、西武・辻監督(左から)【写真:石川加奈子、荒川祐史】
日本ハム・栗山監督、ロッテ・井口監督、西武・辻監督(左から)【写真:石川加奈子、荒川祐史】

首位のオリックスは平野が守護神として貢献も、外国人補強は不発

 2021年のペナントレースも残りあとわずか。パ・リーグではロッテが2位でありながら、ついに51年ぶりとなるマジック7が点灯し、優勝争いもいよいよ佳境に来ている。コロナ禍で、ここまで各球団が130試合超を消化してきた2021年シーズン。では、開幕前、そしてシーズン中にパ6球団が行った補強戦略は奏功したのだろうか。

○オリックス
平野佳寿(42試1勝3敗26S4H 防2.31)
能見篤史(26試0勝0敗2S5H 防4.03)
ステフェン・ロメロ(20試77打13安3本9点 .169)
グレン・スパークマン(5試0勝1敗0S0H 防7.31)
ランヘル・ラベロ(1軍出場なし)
セサル・バルガス(5試1勝1敗0S1H 防11.00)

 首位を走るオリックスは復帰した平野が守護神として26セーブをマーク。能見も中継ぎとして26試合に登板した。その一方で外国人補強では苦戦している。ロメロは家族が来日できないことからシーズン途中に退団。途中加入のスパークマン、バルガスはなかなか結果に繋がらず。打線強化が期待されたラベロは調整のために出場していた2軍戦で骨折し、1軍デビューできないままに離脱してしまった。

○ロッテ
アデイニー・エチェバリア(70試183打38安4本24点 .208)
国吉佑樹(22試2勝0敗2S14H、防1.64)
加藤匠馬(50試90打8安打1本3点 .089)
エンニー・ロメロ(4試1勝0敗0S0H 防1.54)
小窪哲也(7試18打1安1本2点 .056)

 マジックを点灯させたロッテは今季の補強が成功した球団の1つだろう。エチェバリアは打率は低いが、超人めいた好守でたびたびチームを救い、トレードで獲得した国吉はセットアッパーとして終盤戦に活躍。加藤匠馬も守備面を評価されて正捕手として起用されている。的確な補強を行った印象だ。

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