松坂大輔が再び背負う背番号「18」 江夏、郭泰源ら西武エースナンバーの“系譜”
1984年には江夏豊氏、1987年からは郭泰源氏が球団最長となる11年間
西武・松坂大輔投手が19日、本拠地での日本ハム戦(メットライフドーム)で引退試合を行う。プロのスタートを切ったエースナンバー「18」のユニホームで先発マウンドに上がる。ここでは西武の歴代エースが背負った背番号「18」を振り返る。
西武ライオンズが誕生した1979年の初代「18」は成重春生氏。ロッテからトレード移籍し在籍は1年限りで、5試合に登板し0勝0敗、防御率13.50の成績だった。その後は田鎖博美氏、1984年には江夏豊氏も着用したが、チームのエース番号として印象付けたのは1987年から1997年まで着用した郭泰源氏だろう。
現役時代は「オリエント・エクスプレス」の愛称で最速156キロの直球とスライダーを武器に、6度の2桁勝利を挙げるなど通算117勝をマーク。エースナンバーを背負った11年間は球団最長となっている。
郭泰源氏が引退し1年の空白を経て、1999年から2006年までの8年間を松坂が着用。日本での成績は言うまでもないが新人王、最多勝など数々のタイトルを獲得した。
その後は横浜高の後輩・涌井秀章(現楽天)が2009年から2013年まで着用。2014、15年と2年間空き番となっていたが2016年からは多和田真三郎、そして今季は引退試合に合わせて松坂が「16」から「18」に変更している。
松坂は引退試合では打者1人と対戦する予定となっている。「平成の怪物」と呼ばれた男が最後のマウンドでどのような投球を見せるのか、注目が集まる。