「彼は史上最高の選手」 オルティス氏が薬物疑惑のボンズ氏の殿堂入りを熱望
2022年が有資格最終年となるバリー・ボンズ氏
歴代1位の762本塁打を誇るバリー・ボンズ氏の米国野球殿堂入りはなるのか? 2022年が有資格最終年でラストチャンスを迎える大打者について、通算541本塁打のデビッド・オルティス氏は「彼は史上最高の選手」と太鼓判を押している。
2021年度の米国野球殿堂入りは2013年以来、8年ぶりに該当者なしという結果に終わったが、早くも米メディアは2022年に注目している。その主役はメジャーリーグの歴史で最も本塁打を放ったボンズ氏だ。殿堂入りは、全米野球記者協会による投票で75%以上の得票が条件となっているが、これまでの最多得票は今年の61.8%だった。
運動能力強化薬物のPEDを使用した疑いのあるボンズ氏は資格を得た2013年は36.2%に終わるも、それ以降は得票率を上げる傾向にある。来季が10年目を迎え最後のチャンスとなるが、米スポーツ専門メディア「ブリーチャー・レポート」はレッドソックスのレジェンド・オルティス氏のコメントを紹介している。
米メディア「TMZスポーツ」がオルティスに向け「ボンズはいつか殿堂入りすると思いますか?」と問うと、「そう願っている。彼は史上最高の選手だ」と語ったという。薬物使用については多くの反対派が存在しており、米メディアでも否定的な意見が多いのが現状だが、最後の最後で悲願の殿堂入りを果たすか、注目が集まる。
(Full-Count編集部)