松坂大輔が語った引退会見のすべて 「だから会見したくなかった」「最後に報われる」

巨人・桑田真澄に憧れ「周りにいい加減にしろと言われるぐらい、18を付けたがる自分がいた」

――背番号18に対する思い
「小さい頃にプロ野球を見始めて、ほぼ巨人戦しかやってなくて。その試合で映る桑田さんの背番号18が物凄くカッコよく見えて。当時はエースナンバーと知らなかったですが、最初に受けた衝撃がそのまま残っていたというか、だからエースナンバーと知る前からプロに入ってピッチャーやるなら18を付けたいと思ってやっていた。18という数字にこだわってきたというか、周りにいい加減にしろと言われるぐらい、18を付けたがる自分がいた。最後に背番号変わることありましたが、最後に18を付けさせてくれた球団に感謝したい」

――18を付けてマウンド、最後にファンに向けてどんな姿を
「本当は投げたくなかったですね。今の体の状態もあるし、この状態でどれぐらい投げられるかもありましたし。もうこれ以上、ダメな姿を見せたくないって思っていたんですけど。引退を沢山の方に報告しましたが、やっぱり最後、ユニホーム姿でマウンドに立ってる松坂大輔が見たいと、言ってくれる方々がいたので。もうどうしようもない姿かもしれないが、最後の最後、全部さらけ出して見てもらおうと思いました」

――試合後のセレモニーは?
「特にないですが、セレモニーに関してはファン感謝デーにやらせてもらえるので、そこで改めてファンの方々に伝えられればと。試合後にグラウンド1周してスタンドに挨拶をさせて頂く。今日やるとナイターですし、皆さんも時間がないと思うので別の日にしたほうがいいかなと。僕の気遣いが(笑)」

――改めて野球とは?
「気の利いたことが言えたらいいですが、5歳くらいから初めて35年以上なりますけどほぼ、やってきた僕の人生そのものだと言えますし。その中で本当にたくさんの方々に出会えて、助けてもらってここまで生かされてきたと思う。本当に皆さんには感謝しています、その思いを込めて何球投げられるか分かりませんが、最後のマウンドにいきたいと思います。本当にありがとうございました」

松坂世代は「本当にいい仲間に恵まれた世代」

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