松坂大輔に交代告げた西口コーチが惜別「ストライクが1球多いので僕の勝ちかな」
「いろいろなことを乗り越えて、23年間よく頑張ってくれました」
■西武 ー 日本ハム(19日・メットライフ)
西武・松坂大輔投手は19日、本拠地・メットライフドームで行われた日本ハム戦で先発として引退試合に臨んだ。全5球の直球勝負で最後は四球となったが、ファンは総立ちとなり拍手を送った。交代を告げるためマウンドに向かった西口1軍投手コーチは「23年間よく頑張ってくれました」と労いの言葉を送った。
松坂は横浜高の後輩にあたる先頭の近藤と対峙。最速は118キロ、ボールが先行しカウント3-1からの5球目の116キロが外れて四球を与えた。打者1人との対戦を終えると西口1軍投手コーチがマウンドに駆け寄り松坂に交代を告げた。
現役最後のマウンドを見届けた西口1軍投手コーチは球団を通じ「最後にこういう形で、マウンドで投げる大輔の姿を見守ることができてよかったです。いい時もあれば悪い時もあったと思いますが、いろいろなことを乗り越えて、23年間よく頑張ってくれました」と労った。
自身の引退試合と照らし合わせ「最後は僕と同じでフォアボールでしたね。大輔は3-1から、僕は3-2からフォアボール。ストライクが1球多いので僕の勝ちかな(笑) 本当にお疲れ様でした」とユーモアを交え惜別のメッセージを送っていた。
(Full-Count編集部)