“松坂世代”最後の現役に 鷹・和田、松坂の思い汲み決意「燃える尽きるまで頑張る」
松坂の引退試合に際して球団を通じてコメント「同級生との日々はかけがえのない宝物」
ソフトバンクの和田毅投手が19日、引退試合を行った西武の松坂大輔投手に対してコメントを発表した。松坂世代で最後の現役選手となった和田は「23年間お疲れ様でした。憧れの同級生と過ごすことができた日々は、自分にとってかけがえのない宝物です」とコメントした。
島根・浜田高から早大を経て、2002年ドラフトの自由獲得枠で当時のダイエーに入団した和田。プロ入り後は第一線で、松坂をはじめとする同世代の面々としのぎを削りあってきた。1人、また1人と同世代が引退する中で、マウンドに立ち続けてきた和田。松坂が現役引退を決めたことで、世代最後の現役選手となる。
和田は「大輔から引退の報告を受けた時は、寂しい気持ちと同時に、引退の決断をしないといけないほど体の状態が悪くなってしまったんだなと感じていました」と体の状態を気遣い、この日の引退登板に対しても「今日の大輔の姿には、23年間その時々のチームを背負って投げ抜いてきた彼の美学を感じましたし、やはり背番号18番が似合うなと思って見ていました」と見入ったという。
松坂は引退会見で和田に対し「僕の分も投げ続けて欲しい」と語っていた。これを受けて和田は「大輔から受けたバトンは本当に重たいですが、松坂世代みんなの思いが詰まっていると思うので、託されたものに恥じない姿でいられるよう、燃え尽きるまで頑張りたいと思っています」とコメントしていた。
(Full-Count編集部)