大谷翔平の“元ライバル”が陥った大不振 米メディア酷評「多大な貢献は困難」

ヤンキースのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】
ヤンキースのミゲル・アンドゥハー【写真:Getty Images】

ヤンキースのアンドゥハーは19年から12、21、45試合出場にとどまっている

 エンゼルスの大谷翔平投手が新人王を受賞した2018年、争ったのがヤンキースのミゲル・アンドゥハー内野手だった。名門球団の三塁に定着し、打率.297、27本塁打、92打点をマークし、新人王投票では大谷に次ぐ2位だった。しかし、その後は低迷し、今季は45試合出場にとどまった。米メディアは今オフに年俸調停の資格を有する選手を特集、その中に名を連ねているアンドゥハーの予想年俸を170万ドル(約1億9400万円)と算出。「多大な貢献をもたらすのは困難」と指摘している。

 米最大の移籍情報サイト「トレード・ルーマーズ」は先日、年俸調停の資格がある選手の一覧とその選手たちの予想年俸を掲載した。金額の算出方法として出場時間、守備位置、役割、パフォーマンスを考慮しているという。米スポーツ専門誌「スポーツ・イラストレイテッド」はこの金額を基にヤンキースの選手へ寸評を加えている。

 チームの主軸であるアーロン・ジャッジの予想年俸は1710万ドル(約19億5000万円)。FA権取得前の年俸調停権最終年であり、生涯ヤンキースでのプレーを希望するジャッジのコメントを紹介している。今季途中に交換トレードでレンジャーズから加入したジョーイ・ギャロは1020万ドル(約11億6300万円)で、捕手のゲーリー・サンチェスは790万ドル(約9億円)と算出されている。

 そして、アンドゥハーは170万ドル。「スポーツ・イラストレイテッド」は、怪我や守備の問題、ロースターの問題で出場機会が制限されたとし、かつての有望株である26歳がニューヨークの地で「多大な貢献をもたらすのは困難だ」と評した。

 アンドゥハーは右肩関節唇損傷の影響で2019年は12試合出場にとどまり、三塁の定位置をジオ・ウルシェラに奪われた。昨年は21試合出場、今季は主に左翼で45試合に出場し打率.253、6本塁打と、チーム内での存在感は薄くなってしまっている。

(Full-Count編集部)

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