セの優勝争いは広島が鍵に? 直近12戦10勝に専門家「誠也残留なら来季は…」

広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】
広島・鈴木誠也【写真:荒川祐史】

CS進出消滅直前で驚異的な粘り腰

■広島 11ー7 ヤクルト(21日・神宮)

 強いカープが戻ってきた。セ・リーグ4位の広島は21日、敵地・神宮球場で優勝目前の首位ヤクルトを相手に11-7の大逆転勝ち。最近12試合は10勝2敗の快進撃だ。今季最大で「17」まで膨らんでいた借金を「7」に。CS進出へは厳しい戦いが続いているが、ヤクルトVS阪神の優勝争いの鍵を握る存在に浮上してきた。

 この日は3-6とリードされて迎えた7回、7安打1四球に相手のエラーも絡み、打者11人で一挙7得点の猛攻。豪快に試合をひっくり返した。

 3位の巨人が今月5日から10連敗を喫したこともあり、最大で15ゲームもあった巨人との差が、3ゲームに急接近。広島は残り5試合に全勝しても、巨人が残り2試合で1勝でもすれば、CS進出の可能性は消える。それでも、この土俵際での粘り強さは尋常ではない。

 広島の残り5試合の相手は、2試合が首位・ヤクルトで、2試合が2位・阪神(他にDeNAと1試合)。0.5ゲーム差のつばぜり合いが続く優勝争いの鍵を、広島が握る格好だ。

鈴木が打撃2冠の可能性、坂倉も首位打者争い

RECOMMEND

CATEGORY