セの優勝争いは広島が鍵に? 直近12戦10勝に専門家「誠也残留なら来季は…」

鈴木誠が打撃2冠の可能性、坂倉も首位打者争い

 現役時代にヤクルト、阪神など4球団で21年間捕手として活躍した野球評論家・野口寿浩氏は「この日のように、相手のミスに付け込み一気に畳みかけるのは、もともと広島のお家芸。メンバーはだいぶ替わりましたが、リーグ3連覇(2016~18年)の時の強さが戻ってきました」と見る。確かに、絶対的なチームリーダーだった新井貴浩氏が引退し、丸佳浩外野手はFAで巨人へ流出。ここ2年低迷していた広島だが、輝きを取り戻しつつあるようだ。

 21日現在、4番の鈴木誠也外野手は打率がリーグトップの.322で、38本塁打もトップにわずか1本差。坂倉将吾捕手も打率.313でリーグ3位に付けている。この2人が打線を牽引している。

 守ってはリリーフ陣が安定感を増し、7回をドラフト2位ルーキーの森浦大輔投手、8回を3年目の島内颯太郎投手、9回をドラフト1位の守護神・栗林良吏投手が締める形が定着しつつある。野口氏は「3連覇した頃の一岡(竜司)、今村(猛)、中崎(翔太)に匹敵する3人です」となぞらえる。

「投打に若手も伸びてきているので、来季の広島は非常に楽しみ。鈴木誠也が残留すれば、優勝争いに絡んでもおかしくない」と野口氏。

 鈴木誠は順調にいけば、来季中に国内FA権、2023年中に海外FA権を取得するが、今季終了後にポスティングシステムで海を渡る可能性も取りざたされている。言うまでもなく、その去就がチームに与える影響はとてつもなく大きい。様々な意味で、広島の今季残り試合から目が離せない。

(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)

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