ヤクルト川端慎吾が日本記録に王手 立浪、桧山ら“代打の神様”と呼ばれた男たち
31本の日本記録保持者は元ヤクルト・真中
ヤクルトの川端慎吾内野手が、シーズン代打安打の日本記録に並ぼうとしている。21日の広島戦(神宮)の4回に放った中前打が、今季30本目の代打安打。今季89試合出場中、代打での出番は87試合に上り、代打打率は80打数30安打の.375。「代打の神様」と呼べるような成績だ。この数字は、歴代の“神様”と比べると、どれほどのものなのだろうか。
川端が並ぼうとしているシーズン代打安打の日本記録を持っているのは、元ヤクルトの真中満だ。真中は2007年、代打で97回起用され94打数31安打の打率.330を残した。起用回数の97も史上最多だ。
この年は立浪和義(中日)も代打男として鳴らした。史上2位となる93回の起用で、75打数23安打の打率.307。23本の代打安打は1969年の三沢今朝治(東映)の26本、1964年の宮原務本(東映)の24本に次ぐ記録だ。
代打男のイメージが強い桧山進次郎(阪神)は2008年に打率.295を残した。この年の23安打は、前出の立浪、2018年の原口文仁(阪神)と並び史上5位タイとなる。
また今季の川端は代打で18打点を記録しており、これは1988年の若松勉に並ぶ球団記録だ。通算2173安打の若松は現役晩年を勝負強い代打として送り、1987年には打率.444、1988年には.344を記録している。
代打打点の日本記録は、1994年に真弓明信(阪神)が記録した30打点。2007年立浪の27打点、1966年の宮川孝雄(広島)、1985年の平田薫(大洋)の24打点が続く。
(Full-Count編集部)