パ・リーグ盗塁王争いに異変? 史上初の30個以下での盗塁王誕生の可能性
パでは2リーグ制以降、最少数での盗塁王は1993年の近鉄・大石大二郎氏の31個
シーズンも大詰めを迎えリーグ優勝、クライマックスシリーズ争いが佳境となっているが、もう一つ気になるのがタイトル争い。“世界の盗塁王”福元豊氏ら数々のスピードスターたちが生まれたパ・リーグでは史上初の“珍事”が生まれる可能性が出てきた。
パ・リーグの盗塁王争いはここまで西武の源田壮亮内野手、ロッテの和田康士朗外野手が24個でトップ、次いで荻野貴司外野手が23個、日本ハムの西川遥輝外野手が22個で追う展開となっている。
パ・リーグでは2リーグ制以降、最少数での盗塁王は1993年の近鉄・大石大二郎氏の31個となっている。ロッテは残り5試合、日本ハムも4試合を残しているが史上初となる30個以下での盗塁王が誕生するかもしれない。
タイトルの“本命候補”が離脱したことも大きい。今シーズンは西武のルーキー・若林楽人外野手が5月までに断トツの20盗塁をマークしたが「左膝前十字じん帯損傷」の大怪我で手術となり今季絶望に。また、昨年、50盗塁をマークしてタイトルを獲得したソフトバンクの周東佑京内野手も9月に右肩を手術し、リハビリに時間を費やすことになった。
ちなみにセ・リーグでは30個以下での盗塁王は2013年の広島・丸佳浩(29個)、2011年の巨人・藤村大介(28個)、2002年の阪神・赤星憲広(26個)など過去に9人いる。
(Full-Count編集部)