ドジャース、2年連続世界一ならず 主力の大量FAに「この冬でガラッと変わるかも」
世界一連覇へあと6勝足りず、ロバーツ監督「ブレーブスを称賛したい」
■ブレーブス 4ー2 ドジャース(リーグ優勝決定シリーズ・日本時間24日・アトランタ)
ドジャースは23日(日本時間24日)、ブレーブスとのリーグ優勝決定シリーズ第6戦で2-4で敗れ、2年連続のワールドシリーズ制覇はならなかった。デーブ・ロバーツ監督は「素晴らしいシーズンだった。大変な1年だった。数多くのことを乗り切ってきた。みんなに誇りに思ってもらいたい。私たちを上回ったブレーブスを称賛したい」と呼びかけた。
昨季のサイ・ヤング賞右腕バウアーが女性への暴行疑惑でシーズン途中に離脱。大黒柱のカーショー、大砲マンシーがシーズン終盤で離脱し、ポストシーズン中も主砲ジャスティン・ターナー、救援右腕ケリーが戦列を離れた。指揮官は「残っている選手でもこのシリーズを勝てると感じていた。10月を戦い抜く準備はできていた。ただやり切ることができなかった」と肩を落とした。
黄金期を牽引したカーショー、守護神ジャンセンをはじめ、打線ではシーガー、テイラーがFAとなる。シーズン途中に加入したシャーザー、プホルスもだ。ロバーツ監督は「政権交代のようなものだ。もし戻ってこない選手がいるならば、それが誰であれ個人的にも寂しく思うし、チームとしても寂しくなるだろう。グループの核だった人たちがこの冬でガラッと変わってしまうかもしれない。彼らは素晴らしい選手であり、素晴らしい人物だ。このグループでもう1度優勝したかった」と惜しんだ。来季は新生・ドジャースとして再出発する。
(盆子原浩二 / Koji Bonkobara)