「引退試合でこんな素晴らしい球投げるなんて」 ロッテ右腕、“渾身の1球”にファン鳥肌
高濱を146キロ直球で空振り三振斬り
■日本ハム 5ー3 ロッテ(30日・ZOZOマリン)
ロッテの南昌輝投手が30日、ZOZOマリンスタジアムで行われた日本ハム戦で引退マウンドに上がった。魂を込めた最速147キロの直球が「魂のストレートとはまさにこのことだね」「めっちゃ綺麗なストレート」「鳥肌が止まらん」とファンの感動を呼んでいる。
南は7回から3番手で登板した。高濱に対して、初球は145キロの直球でストライク。2球目に空振りを奪い、最後はカウント2-2から7球目、146キロで空振り三振に仕留めた。マウンドを降りると益田、石川から花束を贈られ、万感の表情を見せた。
2018年に国指定の難病・黄色靱帯骨化症と診断され手術を受けた。今季はここまで出番がなく、29日に今季限りでの現役引退が発表されていた。「パーソル パ・リーグTV」の公式YouTubeチャンネルが“最後の7球”の動画を公開すると、ファンからは「引退試合でもこんな素晴らしい球投げるなんて、努力してきたからこその神様からの贈り物だ」「身体悲鳴上げてるのにこの球投げれるの流石です」「三振はしびれた」「全球が渾身のストレートで素晴らしい最終登板でした」と11年間の現役生活をねぎらう声が相次いだ。