慶大が春秋連覇! 3点差追いつき引き分け、39度目の優勝 早大は大逆転Vならず

2季連続39度目の優勝を果たし歓喜の慶大ナイン【写真:小林靖】
2季連続39度目の優勝を果たし歓喜の慶大ナイン【写真:小林靖】

初回に3点を奪われるも、7回に追いつく

 東京六大学野球秋季リーグは31日、神宮球場で行われ、早慶2回戦は慶大が早大に3-3で引き分け、2季連続39度目の優勝を果たした。

 引き分け以上で優勝が決まる一戦。3年生左腕・増居翔太投手が先発も、初回に2死満塁から岩本久重捕手(4年)に右中間二塁打を浴び、3点を奪われる苦しい展開。それでも5回2死二、三塁から渡部遼人外野手(4年)の遊撃への内野安打で1点を奪うと、7回2死一、二塁から渡部遼が右前へ適時打。さらに右翼から本塁への送球が暴投となり、2人目も生還して同点に追いついた。8回には2死一、三塁のピンチをしのいだ。

 今季の慶大はエースの森田晃介投手(4年)、増居を中心とした投手陣が安定したピッチングを見せ、11日のドラフト会議でオリックスから4位指名を受けた渡部遼が3割を超える打率を残し、打線を引っ張った。

 早大は初週の立大戦には2連敗したものの、そこから4勝2分と負けなしの戦いを見せ、早慶戦を前に自力優勝を狙える位置につけた。このカードで2連勝なら大逆転Vとなったが、あと一歩及ばなかった。

 春秋リーグ、全日本大学選手権も制した慶大は、11月20日からの明治神宮大会に出場する。2008年の東洋大以来となる、史上6度目の“4冠”に挑む。

(上野明洸 / Akihiro Ueno)

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